私自身はユニ・チャームの製品に興味はありません。
新NISAが始まって長期投資向けの銘柄を探していたところ、ユニ・チャームが連続増配記録の上位ということを知りました。
現在の配当利回りは低いのですが、将来性を見越して株価が下がっている今のうちにと思い購入しています。
24期連続増配という驚異的な記録を持つ日本株の優良銘柄、ユニ・チャーム(8113)の最新決算(2025年12月期)を、長期投資の視点で読み解いていきます。
減益
・中国の風評被害: 生理用品などで発生した風評被害の影響が想定より長引き、売上が減少
・インドネシアの体制変更: 販売代理店を切り替えたことに伴う出荷調整(在庫の整理)が響きました
・インドの税制改正: インドの新しい税金ルール(GST)への対応で、約69億円の一過性の費用が発生
これらは「会社そのものの価値」が落ちたというよりは、「一時的な不運や構造改革の痛み」といえる内容です
減益の内容は、会社の不祥事とか、ブランド力が落ちたとかではなく外部要因がほとんどだと考えられます。
これだけの優良企業が外部要因に対して対策をしていないわけがないので、いずれ復活してくるはず、株価が下がっている今は買い時だと判断しました。
V字回復の理由
2026年度に売上高1兆100億円という過去最高の大台突破と、大幅な増益を計画しています 。その根拠は3つ
・アジアの立て直し: 中国でのブランド信頼回復が進み、インドネシアの流通網も正常化するため、大きな回復が見込まれます
・材料費の削減: 効率的な調達や工夫により、年間で約130億円ものコストダウンを見込んでいます 。
・新市場への攻め: 急成長するインド市場で、新たに「ペットケア事業」に参入するなど、次の成長の柱を育てています 。
ユニ・チャームの製品には興味がないのですが、これだけ大きなことを公式で発表するということはよほど自信があるのだと・・・
投資家としてはこれを信じて将来を期待して待つのみです。
株主還元:25年連続増配
長期投資家が最も注目すべきは、この会社の「株主を大切にする姿勢」です。
増配の継続: 2025年度で24期連続の増配を達成し、2026年度は年間22円(4円の増配)で25期連続を目指します 。
還元率の引き上げ: 利益の65%以上を株主に返すという高い目標(総還元性向65%以上)を掲げました 。
自社株買い: 約190億円の自己株式取得も予定しており、1株あたりの価値を上げる努力をしています 。
私がユニ・チャームを買った理由はほぼこの「25年連続増配」という言葉です。
会社の利益から配当金を出すのだから、利益を上げ続けなければこの25年という数字は達成できません。
今買っておけば将来、さらに増配して配当金を振り込んでくれることを期待しています。
長期投資におすすめな理由と将来性
不況に強い「消耗品」: おむつや生理用品は、景気が悪くても需要が落ちにくい強みがあります。
圧倒的な株主想い: 減益の年でも増配を続け、さらに還元率を上げる姿勢は、長期保有する上での「安心感」そのものです 。
グローバルな成長余力: 日本や北米で稼いだ利益を、インドや東南アジアという巨大な成長市場に投資するサイクルが確立されています 。
ディフェンシブ株なので景気に左右されにくい特徴があります。
不景気になったからと言って使うのをやめられない製品を扱う企業の強みですね。
その分、今の半導体銘柄のような爆発力はありませんが、私は安定しているほうが精神的に楽なのでこういった銘柄を好んで買います。
長期チャートを見ればわかりますが、10年後ぐらいには今回の下げが誤差みたいなものに見えるぐらいきれいな右肩上がりのチャートになっていることを信じています。
ついでに配当金もさらに増やしてくれるはずです。
出典:ユニ・チャーム株式会社「2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」2026年2月12日発表(https://www.unicharm.co.jp/ja/ir/news.html )
