以前の記事「個人向け国債を6ヶ月連続で買って、国から毎月お小遣いをもらう運用計画」に国から毎月お小遣いをもらうために、個人向け国債を買っていくと書きました。
その計画が今月完了(※一部除く)しました。
※一部除くというのは先月分買い忘れてしまって、1月と7月に穴が開いている状態です。
お小遣い表
やってしまいました。
毎月コツコツ積み上げて、通帳に毎月利息が振り込まれる「お小遣いカレンダー」を育てるのを楽しみにしていたのですが、先月分を完全に買い忘れました。
また半年待つのかと考えてしまいましたが、結果としてこれはこれでアリなのかなと考えています。
・先月(6月募集)の金利: 変動10年 1.67%
・今月(7月募集)の金利: 変動10年 1.80%
買い忘れた分は次回、12月に購入して穴埋めをします。
12月分を買えば1月と7月分が利払い日になります。
誘惑:利付国債「10年固定2.7%」という悪魔の数字
SBI証券の国債のところを見ていると、市場で買える「利付国債(新窓販国債)」の10年固定金利が、2.7%になっていました。
2.7%ならば個別株で見ても十分に「高配当」の部類に入ります。
しかも「10年満期まで持てば元本保証」。
正直、この数字を見せられた時は「こっちを買った方が得なのでは?」と迷いました。
迷うということは、自分がそれだけ「高利回り」を求めているということです。
しかし、ここで一歩踏みとどまり、冷徹に考えてみました。
本質:「高リターン」を国債に求めるな
結論から言うと、高いリターンを望むのなら、そもそも国債に手を出すべきではありません。 それはリスクを背負って個別株に任せるべき領域です。
日本がインフレ経済に舵を切った以上、金利が再びゼロに戻ることは考えにくく、今後は1%以上で底堅く推移していく可能性が高い。
その環境下で、国債にまで「攻め(高利回り)」を求めて10年間金利を固定してしまうのは、以下の2つの致命的なリスクを背負うことになります。
インフレの不意打ちリスク: もし数年後にインフレがさらに加速して金利が3%や4%に跳ね上がった時、固定2.7%の資産は実質的に目減り(大損)する。
固定国債は途中で売ると市場価格に連動するため、元本割れのリスクがある。
10年間、資金が完全にロックされる。
国債は「増やすための資産」ではなく、「絶対的な守りの安定資産」として割り切るべきなのです。
結論:銀行に置くなら1.8%で十分。
そう割り切った瞬間、2.7%の固定よりも、1.80%の「個人向け変動10年」でもいいかなと思いました。
メガバンクの定期預金が良くて0.3%〜0.5%という時代に、国が元本を100%保証してくれて1.80%も貰えるなら、銀行に置いておくより遥かに破格の条件です。
変動10年にはメリット2つあります。
①将来さらにインフレが進めば、金利が自動的に追従して育つ。
②万が一、アメリカの景気が限界を迎えて世界的な株の大暴落(リセッション)が来たら、購入1年後ならいつでも国が元本100%で買い取ってくれる。
そのお金で高配当株を買えばいい
私のポートフォリオの役割分担は・・・
・個別株(攻め): 元本割れのリスクを背負う代わりに、高利回りとリターンを全力で狙いに行く。
・変動10年国債(守り): リターンは1.80%で満足し、インフレへの保険と、次の大チャンスをノーリスクで待つための「最強の待機資金」として寝かせておく。
予測に命を賭けるのではなく、予測が外れても勝てる仕組みをデザインする。
今回の毎月購入計画のひと段落を経て、どんな嵐が来てもビクともしない、最高に頑丈な防衛陣地が完成しました。
最後に
国債は銀行においておくよりマシと割り切って考えることにしています。
資産の100%を投資へ回してる人にはこんなこと考える必要はないのですが、私はリスク資産は70%以下にすると決めています。
なので現金が常にある状態なので、その一部を銀行においておくなら利回りの高い国債へ投資することにしました。
国債は実質リスクなしと思っているので、インフレには負けるけど何もしないよりかはマシ。
預け先が銀行から国に変わっただけです。
これで終わりではありません。
初回は100万円だけと考えていたのでいっきにお金を投入しましたが、このペースで金利が上がるならもう少し国債への投資金額を増やしてもいいかなと考えています。
100万円投資している3月9月分はこれで追加は無し、残りの月を金額を減らして少しづつ足していくつもりです。

